LVMの管理をする
LVMとは
Logical Volume Managerのこと。
ディスク、パーティションをまとめて1つの論理グループとして
管理することができる。
ファイルシステムとは
記憶装置に入っているデータの格納や管理をするための機能。
Linuxの場合、xfs, ext4形式、Windowsの場合FAT, NTFS形式が有名。
LVMに関するコマンド
増設分のパーティショニング
$ fdisk /dev/sdb p : 現在のテーブルを表示 n : 新しくPVを作る t : パーティションタイプ変更 w : 保存して終了
設定チェック
$ sfdisk -l /dev/sdb
PV(物理ボリューム)を作る
物理ボリューム作成
$ pvcreate /dev/sdb1
50GBで物理ボリュームを作る
$ pvcreate --setphysicalvolumesize 50G
物理ボリュームができたか確認する
$ pvdispray /dev/sdb1
物理ボリュームの容量を変更する
$ pvresize --setphysicalvolumesize 50G /dev/sdb1
VG(ボリュームグループ)の作成・拡張
VGの作成
$ vgcreate [VGの名前] /dev/sdb1
VGの拡張
$ vgextend [VGの名前] /dev/sdb1
VGの縮小
$ vgremove [VGの名前] /dev/sdb1
確認
$ vgs
スキャン
$ vgscan
VGの削除(無効化してから削除)
$ vgchange -a n [VG名] $ vgremove [VG名]
LV(論理ボリューム)を作る
LV "lv_data" をVG "vg_dlp"50GBで作る
$ lvcreate -L 50G -n lv_data vg_dlp
空きを全部割り当ててLVを作る
$ lvcreate -l 100%FREE -n lv_data vg_dlp
論理ボリュームを確認する
$ lvdisplay [LV名]
レポートの確認
$ lvs
スキャン
$ lvscan
20GB拡張する(マウントしたままでもOK)
$ lvextend -L 20G /dev/vg_dlp/lv_storage
ファイルシステムの操作
マウントポイントを指定しxfsファイルシステム拡張
$ xfs_growfs /mnt
ext4ファイルシステムサイズ拡張
$ resize2fs /dev/vg_dlp/lv_storage
ファイルシステムの縮小
- CentOS7はxfsファイルシステムの縮小が不可能
- CentOS7でのext4ファイルシステムの縮小は以下の手順
- マウントを外す
- システムチェックの実施
- 縮小実施
- 拡張はVGの大きさの範囲内で自動的に限界を決められ、実施
- LVMの場合、マウント、アンマウントしてfdiskせずとも
動的にサイズ変更ができるのが良い
LVをマウントする
LVにファイルシステム(ext4)を作る
$ mkfs.ext4 /dev/vg_dlp/lv_storage
マウントする
$ mount /dev/vg_dlp/lv_storage /mnt
/etc/fstabに追記
# blkid | grep /dev/mapper # UUIDが表示されるため控えること # vi /etc/fstab # UUID, マウントポイント、ファイルシステム形式、 オプション(3列)で追記する
マウント・アンマウントができるか確認する
アンマウントできるか
$ unmount /mnt/hoge
/etc/fstabにあるファイルシステムを全部マウント
$ mount -a # noauto記載があるものは除外される $ echo $? # 0が返って来ればOK
再起動してもきちんとマウントされるか確認
/etc/fstabに記載があるため、再起動しても 自動でマウントされるはず
$ reboot $ df -h