Port 53

明日のための技術メモ

LVMの管理をする

LVMとは

Logical Volume Managerのこと。
ディスク、パーティションをまとめて1つの論理グループとして
管理することができる。

ファイルシステムとは

記憶装置に入っているデータの格納や管理をするための機能。
Linuxの場合、xfs, ext4形式、Windowsの場合FAT, NTFS形式が有名。

LVMに関するコマンド

増設分のパーティショニング

$ fdisk /dev/sdb
    p : 現在のテーブルを表示
    n : 新しくPVを作る
    t : パーティションタイプ変更
    w : 保存して終了

設定チェック

$ sfdisk -l /dev/sdb

PV(物理ボリューム)を作る

物理ボリューム作成

$ pvcreate /dev/sdb1

50GBで物理ボリュームを作る

$ pvcreate --setphysicalvolumesize 50G

物理ボリュームができたか確認する

$ pvdispray /dev/sdb1

物理ボリュームの容量を変更する

$ pvresize --setphysicalvolumesize 50G /dev/sdb1

VG(ボリュームグループ)の作成・拡張

VGの作成

$ vgcreate [VGの名前] /dev/sdb1

VGの拡張

 $ vgextend [VGの名前] /dev/sdb1

VGの縮小

$ vgremove [VGの名前] /dev/sdb1

確認

$ vgs

スキャン

$ vgscan

VGの削除(無効化してから削除)

$ vgchange -a n [VG名]
$ vgremove [VG名]

LV(論理ボリューム)を作る

LV "lv_data" をVG "vg_dlp"50GBで作る

$ lvcreate -L 50G -n lv_data vg_dlp

空きを全部割り当ててLVを作る

$ lvcreate -l 100%FREE -n lv_data vg_dlp

論理ボリュームを確認する

$ lvdisplay [LV名]

レポートの確認

$ lvs

スキャン

$ lvscan

20GB拡張する(マウントしたままでもOK)

$ lvextend -L 20G /dev/vg_dlp/lv_storage

ファイルシステムの操作

マウントポイントを指定しxfsファイルシステム拡張

$ xfs_growfs /mnt

ext4ファイルシステムサイズ拡張

$ resize2fs /dev/vg_dlp/lv_storage

ファイルシステムの縮小

  • CentOS7はxfsファイルシステムの縮小が不可能
  • CentOS7でのext4ファイルシステムの縮小は以下の手順
    1. マウントを外す
    2. システムチェックの実施
    3. 縮小実施
  • 拡張はVGの大きさの範囲内で自動的に限界を決められ、実施
  • LVMの場合、マウント、アンマウントしてfdiskせずとも
    動的にサイズ変更ができるのが良い

LVをマウントする

LVにファイルシステム(ext4)を作る

$ mkfs.ext4 /dev/vg_dlp/lv_storage

マウントする

$ mount /dev/vg_dlp/lv_storage /mnt

/etc/fstabに追記

# blkid | grep /dev/mapper
# UUIDが表示されるため控えること

# vi /etc/fstab
# UUID, マウントポイント、ファイルシステム形式、  
オプション(3列)で追記する

マウント・アンマウントができるか確認する

アンマウントできるか

$ unmount /mnt/hoge

/etc/fstabにあるファイルシステムを全部マウント

$ mount -a
# noauto記載があるものは除外される

$ echo $?
# 0が返って来ればOK

再起動してもきちんとマウントされるか確認

/etc/fstabに記載があるため、再起動しても 自動でマウントされるはず

$ reboot
$ df -h